1.日本赤十字社に寄付をする
日本赤十字社に寄付しようと考えている方はとても多いと思いますが、もし寄付した場合にどんなメリットが考えられるのでしょうか。
寄付と言えば、多くの方が思い浮かべるのが「ふるさと納税」になりますが、これは寄付することによって税金を減額できるものです。
日本赤十字社に寄付した場合も同じような恩恵を受けられるので、扶養から外れそうになった時など税金の調整がしたい時に利用しても大丈夫です。
2000円以上の金額を寄付することにより寄付金控除を受けることができまして、所得税や住民税を減額させることができます。
一般的に地方自治体に寄付した場合にのみの控除するものだと思われている方も多いかもしれませんが、日本赤十字社を通して地方自治体に寄付することも可能となっており、その場合も特別寄付金に該当します。
このように災害が発生した時などに利用すると、それぞれの地域に暮らす人に直接的にお金を渡すことができて控除も受けられるのでメリットが大きいです。
ちゃんとお金が配布されるのかなどの心配があるかもしれませんが、義援金は各都道府県にある配布委員会が分配する仕組みとなっていますので安心して頂けるでしょう。
2.ふるさと納税の場合とどう違う？
ふるさと納税とあまり変わりないのでは？と疑問に思われる方もいますが、実はふるさと納税だと同じ地域に活用したとしても復興支援事業の費用として使われることが多いので直接的にお金が渡されることが少ないので義援金として送られる方が良いかもしれません。
もちろん返礼品を目的としている場合や特定の地域に渡したいと考えているのであれば、ふるさと納税で良いかもしれませんが義援金で直接的に支援したい場合はこちらの方法も良いでしょう。
そして、何よりも日本赤十字社に寄付するメリットとして挙げられるのは直接的な支援をしたいという気持ちが報われることです。
被災地の活動に使われる支援金をおくるという手もありますが、直接的に渡せるのが義援金となりまして、被災者に杯分することになりますから、すぐに役に立つお金ではありませんが平等に行き渡ります。
団体などにお金を渡す方もいますが、日本ユニセフのようにしっかりとした団体で活動している場合は大丈夫かもとれませんが、どんな活動をしているのか分からなかったり、中身が不透明だったりと信頼できない部分が多いですけど、配布委員会によって決められたプロセスを経て、お金が使われるので安心感があります。
特定の活動を支援したい場合には向いていないものですけど、平等にお金を使って欲しい場合に良い方法です。
3.義援金と支援金、それぞれに役割がある
何故、直接的にお金が平等に行き渡るのが良いかと言いますと、震災などが起きたら多くの方が今まで通りの生活ができないからであり、支援金を送るとしても限界があるからです。
家が倒壊してしまった、怪我して働けなくなったなど通常の生活ができなくなるケースが多く、そのような人達は直接的な支援が欲しいと考えていることが多く、思いに応えることができるでしょう。
義援金と支援金を比較した場合に、どちらにメリットが大きいのは決めることができません。
それぞれに役割がありまして、どちらが良いのかは人の価値観によるからですが、どちらにしても人の役に立つことができるのです。
日本赤十字社に寄付することによって、多くの方が助かるのは事実になりますので、自分のお金や気持ちが人助けになることが一番のメリットです。
どちらの方法で寄付したら良いかと迷われている場合があるかもしれませんが、そういった時は義援金が良いかもしれません。
その理由になっているのが公平に分配されますから日本政府としましても公平な部分に重きを置いていまして、正確性も同じように重視されています。
4.少額の金額でも送付先が分かるようにして領収書を受け取ることが大事
日本赤十字社を利用した場合の寄付金控除の受け方になりますが、少額の金額であっても送付先が分かるようにして領収書を受け取ることが大事です。
募金箱にお金を入れた場合は証拠が何もないので控除を受けることが難しいので注意してください。
領収書は一般的に発行されませんから税務署に相談するのが一番となりますけど、義援金として送金した証拠があれば大丈夫です。
証拠となるものは振込受領書などになりまして、例えば、郵便局の窓口で送金した場合の振込用紙の半券、ATM利用時の利用明細票、インターネットバンキングで送金した時の確認画面の印刷物などになります。
本物の領収書が必要な場合でも通信欄に受領書が欲しいことを明記したり、事前にホームページで登録したり、入金確認したりすれば貰うことができます。
このように自分自身の税金の控除としてのメリットとしてもありますし、被災者などに対して支援を送ることができるメリットもありますので機関を通して助けてあげたい、確実にお金を届けたいと考えている方に向いています。
確定申告において忘れずに記入しておけば、お得になりますし、多くの方が嬉しいものですから大きなメリットと言えるでしょう。
