1.近年のスマホはハイレゾに対応済み
オーディオは、好きな時に音楽を楽しむ為の方法で、スマホのような端末から本格的な据え置きまで幅広い選択肢があります。
スマホは外出時の音楽再生に最適で、再生能力を考慮するとハイレゾ対応のイヤホンとの相性が良いです。
ハイレゾとは、CD以上の音楽情報を持った音楽データのことで、ハイレゾに対応した機器を使用すると、今まで以上に臨場感のある音楽が楽しめます。
近年のスマホはハイレゾに対応済みですから、後は同じくハイレゾに対応している、イヤホンを組み合わせることで体験できます。
ハイレゾの魅力はやはり、今までのCDでは聴こえなかった細かな音が、手に取るように聴こえてくる点でしょう。
繊細さが求められるクラシックなどでは、特に細かく録音されている音が再生できる、ハイレゾの良さが存分に発揮されます。
勿論、クラシック以外のジャンルの音楽でも、ゴールドリンクなど高性能なオーディオで再生することで、これまでとは異なる体験が実現します。
例えば、打楽器を叩く強弱の微妙なニュアンスが分かったり、楽器の美しい響きが理解できるようになるなどです。
ハイレゾ対応機器に限らず、高性能な機器はより正確な再生能力を持っているので、生演奏に近い音楽が再現できます。
目の前でボーカルが歌っている、あるいは空気感まで耳に伝わってくるなど、新鮮で魅力的な音楽の聴き方が行えるわけです。
当然ながら、再生能力は価格の高い機器ほど上がりますし、価格帯ごとに性能アップが実感できるのもまた本当です。
2.手頃な価格帯の商品でも高品質な音楽再生が気軽に味わえる
しかし、近年のオーディオは平均的なレベルが向上していますから、比較的手頃な価格帯の商品であっても、高品質な音楽再生が気軽に味わえます。
その先鋒となっているのがポータブル界隈で、中でもイヤホンやポータブルプレイヤーなどは、日進月歩で目覚ましい進化を遂げている最中です。
高価なイヤホンやプレイヤーも珍しくありませんが、中価格帯などには上の価格帯から技術が降りてきているので、上位商品譲りの高品質が達成されています。
価格帯の間にある音の違いとしては、再生能力による細かな音の再現性であったり、音の広がりに関する余裕の有無などが挙げられるでしょう。
また刺々しさがなくて刺激的な音が聴きやすくなったり、音の出方や耳に到達するスピードが増して、グルーブ感やノリの良さがより感じられるのも大きな違いです。
大人数のコーラスでは、一人ひとりの声が聴き取れるようになりますし、ソロボーカルでも繊細なビブラートや音の余韻が手に取るように分かります。
オーディオはランクアップすることで、再生される音楽が変わってきますから、聴き慣れている曲も違って聴こえてくるはずです。
イヤホンで聴くのも良いですが、圧迫感や音の広がりに物足りなさを感じているのであれば、ヘッドホンも狙い目となるでしょう。
ヘッドホンはイヤホンよりも振動板の距離がある分、細かな音が聴こえる特徴を備えつつ、自然な広がりも楽しめるようになります。
3.開放型は自然な空気感も再現される
開放型は広々とした音楽再生が味わえますし、自然な空気感も再現されますから、スケールの大きな曲にもマッチします。
低音のベースやドラムの迫力が物足りない場合は、密閉型を選択することで希望に合う音楽再生が体感できます。
鼓膜を振動させる低音のうねり、そういったイヤホンでは再生が難しい高品質な低音域が再現されます。
ポータブルプレイヤーは、音楽データを忠実に、音源の魅力を余すことなく再生できるようになっています。
こちらも高価な価格帯ほど顕著な傾向ですが、低価格帯であっても良質な音楽が聴けるように進歩しました。
音の滑らかさや余裕は流石に高価格帯に譲りますが、それでも細かな音が聴こえる性能の良さは、特定の価格帯に限らず確かめられるポイントです。
オーディオといえば、主流は何といっても据え置き環境のスピーカーシステムでしょう。
スピーカーはシステムを構築する自由度が高く、セッティング次第で好みにカスタマイズできるのが強みです。
イヤホンやヘッドホンのように、耳に装着する手間や違和感がありませんし、自由な聴き方で開放的に音楽に浸れます。
再生機器にアンプも必要ですし、大きな音で楽しむには部屋の広さも必要ですから、ハードルの高さはポータブル機器の比ではないです。
4.スピーカー環境はオーディオの魅力や奥深さに触れられる
ただ、その分再生機器の性能を存分に発揮できたり、もっと高品質な音楽が楽しめるようになるのも事実です。
利便性は流石にポータブルに譲りますが、オーディオの魅力や奥深さに触れられるという点では、スピーカー環境の方がかなりレベルは上です。
直ぐにシステムを一式揃えられなくても、一つずつ悩んで買い揃えたり、買い替えで質の向上を楽しむことができます。
将来的にもっと良い環境で音楽を聴く、そのような目標を持って機器をステップアップして行くのもありです。
上を見るときりがありませんが、予算や住宅環境に合わせて機器を選びシステムを組むことで、ポータブルとはまた違った良質な音楽に出合えます。
音楽は楽しく聴いてこそ価値が発揮されますから、まずは手の届く範囲から始めてみて、不満を覚えたらステップアップしてみるのがおすすめです。
